1874年 フランスのミルクールで代々ヴァイオリン製作者の家系に生まれます。

ムジェノはパリのエミール・ローラン(Emlile Laurent 1854-1914)のもとで1887年よりヴァイオリン製作を始めます。

その後、父のいとこにあたるブリュッセルのジョルジュ・ムジェノ(Georges Mougenot 1843-1937)、リヨンのポール・ブランシャー(Paul Blanchrd 1851-1921)、パリのポール・ジョンバー(Paul Jombard 1868-1949)、そしてイギリス・ロンドンのヒル商会(Hill&Sans)など、当時を代表する製作者や有名工房で腕を磨き、1899年にミルクールで独立します。

弓製作家として有名なウィジェーヌ・サルトリー(Eugene Sartory 1871-1946)とも親戚関係にあり、彼の住んでいたパリを中心に、75以上の楽器製作者と共同作業または徒弟関係にあったことが知られています。

ムジェノと共に働いた代表的なメーカーは以下です。

【 Philippe Dupuy / Charles Enel / Pierre Enel / Rene Jacquemin / Max Millant / Paul Crolet / Gustav Vuillaume / Carlo Bisiach / Leandro Bisiach 】

 ムジェノの楽器にはいくつかのラベルが使用されています。

【 Leon Mougenot 】

【 Leon Mougenot Jacquet Gand 】（Jacquet Gandは妻の名前です。妻はパリとは別のミルクールのガン・ファミリー出身です。）

【 Leon Mougenot Gauche 】(Gaucheは母親の名前になります)

【 Fait dans l’atelier de Leon Mougenot 】(レオン・ムジェノの工房製作)

1954年(80歳) 死去。

引用《 The Brompton’s Book of Violin and Bow Makers 》《 Les Luthiers Francais 》