Rovescalli Tullio
Italy / Milano

1906年1月21日、アッゾ・ロヴェスカリ(Azzo Rovescalli 1880-1940)の次男として、クレマで生まれます。

父親からヴァイオリン製作を学びます。

その後クレモナ、ロディで働き、1930年頃にミラノのバスティオーニ・ジェノバ通りに自身の工房を開き、スカラ座の演奏家のために働きました。

トゥリオは楽器作りと修理を手掛けながら働きましたが、残念ながら戦時中の砲撃によって工房が破壊されてしまし、戦後はヴァイオリン製作を断念し、木製の玩具などの製作をしていました。

トゥリオはヴァイオリンとヴィオラは製作しましたが、チェロは製作していないようです。

作風は父親のアッゾとロメオ・アントニアッツィ(Romeo Antoniazzi 1862-1925)の影響を受けています。

ニスは通常、やや暗い下塗りの上にイエロー・ブラウン、またはオレンジ・ブラウンのニスを塗っています。

1967年に再びミラノに戻り、1974年11月22日(68歳)、ミラノで亡くなりました。

 

引用《 Liuteria Italiana II 》

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