Chappuy Nicolas Ausgustin
France / Paris
1730年頃にミルクールで生まれる。
ミルクールで弦楽器製作を学び、1750年頃からパリで仕事を始めます。
多作の製作家で、ミルクールとオールドパリの両派の特質を広く取り入れた楽器を製作します。
フラットなアーチングで、やや大きなスクロールは、時に彫刻を施しています。
質素な杢目の材料を選択しがちですが、良質なカエデを好んで使いました。
基本的にはやや硬く脆いイエローのニスを塗っていますが、様々なヴァリエーションがあります。
同時代の製作家と同様に、凝った作りのヴィオラ・ダ・モーレやポシェット・ヴァイオリンなども手掛けています。
裏板のボタン、エンドピンの下に[N.Chappuy a paris]の焼印が押されている楽器もあります。
1784年 パリで死去。
引用《 The Brompton’s Book of Violin and Bow Makers 》