Gand Charles Adolphe
France / Paris
1812年フランス・パリ生まれ。
シャルル・フランソワ・ガン(Charles Francois Gand 1787-1845)の息子であり弟子。
1830年(18歳)頃から楽器製作を始め、1855年にはガン・フェレール「Gand Frères」として弟のシャルル・ニコラ・ウジェーヌ・ガン(Charles Nicolas Eugène Gand 1825-1892)と協力して事業を拡大・成功させていきました。
1855年パリの博覧会で一等賞。
1862年にレジオンドヌール勲章を受章。
古典からの弦楽器に関する専門的知識を持ち、愛好家、修復家としても有名で、パリオペラ座や皇帝からも修理依頼を受けることもありました。
修理・修復の仕事もしていたために、結果として楽器の製作数はあまり多くはありませんが、非常に緻密で丁寧に作られた楽器に、柔らかなオレンジ色のニスを使用し、特にストラディヴァリモデルで素晴らしい楽器を作っていました。
また「Gand Frères」では楽弓のブランドも作り「GAND FRERES A PARIS」と焼印された楽弓を販売していました。
1866年(54歳)にフランスのパリで亡くなる。