Buchstetter David Gabriel
Germany / Stadtamhof
ダヴィド・ガブリエル・ブッシュステッターは1730年から1780年頃にかけてバイエルン州のレーゲンスブルグ(Regensberg)で活動していた製作者です。
父親のクリストフ・アンドレ(Chiristoff Andre Buchstetter ?-?)からヴァイオリン製作を学んだと考えられます。
息子のヨゼフ(Joseph Buchstetter W.1775-1780)もヴァイオリン製作家として活躍しました。
ブッシュステッターのヴァイオリンはドイツの名ヴァイオリニスト、ルイ・シュポーア(Louis Spohr 1784-1859)が演奏会の度に好んで使用したと言われています。
素晴らしい材料を用いてヴァイオリン以外にもリュートなどを製作していたようです。
スクロールは個性的なフォルムでありながら、チロル地方で活躍したスタイナーの影響を残し、アーチングにはクレモナのアマティやストラドの雰囲気を感じさせる楽器を製作しました。
日本では本物を見る機会が少ない、ドイツ初期の重要な製作者の一人です。
引用《 The Brompton’s Book of Violin and Bow Makers 》