Gabrielli Giovanni Battista
Italy / Firenze

1716年 フィレンツェに生まれます。

カルカッシ兄弟(Carcassi Tommaso w.1747-1789 / Lorenzo w.1737-1775 )と共にフィレンツェを代表する製作者の一人です。

ニコロ・アマティ(Nicolo Amati 1596-1684)の弟子であったバルトロメオ・クリストフォリ(Bartolomeo Cristofori 1653-1731)から弦楽器製作を学んだと考えられます。

※クリストフォリはフィレンツェの領主であるメディチ家のフェルディナンド(Ⅲ)に雇われて楽器製作と修理を担当していました。後にピアノの原型を発明します。

ガブリエリはアマティ風では無くスタイナーモデルの楽器を製作し、後のフィレンツェ派に大きな影響を与えます。

楽器は、深く彫ったエッジワークから盛り上がるミドルハイのアーチング、スタイナー型のエレガントなF字孔、パーフリングの中央にはブナ材を使用しました。

その作風からチロル系の楽器にガブリエリのラベルを貼った偽物が多く流通しています。

1771年(55歳) フィレンツェで死去。

引用《 The Brompton’s Book of Violin and Bow Makers 》

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