D’Addario
USA
アメリカの弦メーカーですが、そのルーツは17世紀末のイタリアに遡ります 。
イタリア・サッレにおいて、1687年にダダリオ家はガット弦の製造を開始し、何世代にもわたりその技術を継承してきましたが、1905年の大地震により、ダダリオ家をはじめとする多くの弦職人がアメリカに移住することとなりました。チャールズ・ダダリオは、サッレに残り弦の製造を続けていた父親のジョルジオから弦を輸入して販売していましたが、1918年、ニューヨーク州クィーンズ 地区の工房で自身の弦の製造を開始しました。
チャールズの息子ジョンは、ギター弦の製作へと移行し、技術改良を行って事業を拡大し、孫のジョン・ジュニアとジムが事業を引き継いでからは、ヴァイオリンなど弦楽器用の弦の製作を再開させました。
また協業体制をとっていたカプラン社を吸収し、さらに大きく事業を発展させました。
自動で弦を巻く機械の導入など技術革新をいち早く行い、現在では1日に30万本以上の弦の生産ができる大メーカーとなっています。
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