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2017/08/19~MAKER HISTORY~【Jérôme Thibouville-Lamy】

”Jérôme Thibouville-Lamy”は19世紀半ばにフランスにて起こされた楽器製作会社でした。

既存のメーカーの合併により形成されましたが、1867年ころに会社の所有者たちの名前からJérôme Thibouville-Lamy社という社名になります。

 

(現在のフランス・ミルクール)

 

金管楽器・木管楽器・弦楽器の工場を持ち、機械化により楽器を大量生産することで急速に発展しました。

弦楽器生産の工場はミルクールにあり、プレス加工による大量生産方式を導入し、分数バイオリンからコントラバスにいたるまで、膨大な量の弦楽器を世界中に輸出しました。

Jérôme Thibouville-Lamy社製のバイオリンには、様々なブランドのラベル・焼印があります。(下記参照)

主なJérôme Thibouville-Lamy社製のバイオリンブランド

・JTL

・Médio-Fino

・Breton

・Chrles Buthod

・Compagnon

・Nicolas Duchene

・Mansuy

・Thiéry

・Louis Fricot

 

 

 

(内部のブロックに押された焼印)

 

 

 

 

フランス各地にあったJérôme Thibouville-Lamy社の楽器生産工場は全て1961年までに閉鎖されました。

現在はロンドンにて楽器アクセサリーを販売する会社となっています。

Jérôme Thibouville-Lamy社のバイオリンは100年以上前に生産されたバイオリンでありながら、状態の良い物が多く、明るい枯れたフレンチトーンがお求め安いお値段で手に入る人気のあるメーカーです。

Category:Maker History