”Jérôme Thibouville-Lamy”は19世紀半ばにフランスにて起こされた楽器製作会社でした。
既存のメーカーの合併により形成されましたが、1867年ころに会社の所有者たちの名前からJérôme Thibouville-Lamy社という社名になります。
(現在のフランス・ミルクール)
金管楽器・木管楽器・弦楽器の工場を持ち、機械化により楽器を大量生産することで急速に発展しました。
弦楽器生産の工場はミルクールにあり、プレス加工による大量生産方式を導入し、分数バイオリンからコントラバスにいたるまで、膨大な量の弦楽器を世界中に輸出しました。
Jérôme Thibouville-Lamy社製のバイオリンには、様々なブランドのラベル・焼印があります。(下記参照)
主なJérôme Thibouville-Lamy社製のバイオリンブランド
・JTL
・Médio-Fino
・Breton
・Chrles Buthod
・Compagnon
・Nicolas Duchene
・Mansuy
・Thiéry
・Louis Fricot
(内部のブロックに押された焼印)
フランス各地にあったJérôme Thibouville-Lamy社の楽器生産工場は全て1961年までに閉鎖されました。
現在はロンドンにて楽器アクセサリーを販売する会社となっています。
Jérôme Thibouville-Lamy社のバイオリンは100年以上前に生産されたバイオリンでありながら、状態の良い物が多く、明るい枯れたフレンチトーンがお求め安いお値段で手に入る人気のあるメーカーです。