Sannino Vincenzo
Italy / Roma

1879年 ナポリ生まれ。

ヴァイオリニストとして活動しながら、独学でヴァイオリン製作を始めます。

ドイツの老舗楽器商ワルター・ハンマ(Walter Hamma 1916-1988)のイタリア語通訳を務めていた為、オールド・イタリアンをつぶさに観察することができました。

そのため彼の楽器はナポリ派の伝統にとらわれない作風をしています。

1914年にローマに移り、当時のイタリアでは最も有名な弦楽器製作者の一人になりました。

コピイストとしても有能で、有名無名関係なくナポリ派の様々な製作者の楽器をコピーし、複製のラベルを貼りました。

美しいニスを塗りましたが、木の下地を酸で処理していたため、やや緑がかった色合いに見えます。

生涯にヴァイオリンを700本、ヴィオラを50本、チェロを80本製作しました。

1969年(90歳) ローマで死去

引用《 The Brompton’s Book of Violin and Bow Makers 》

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